空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

オンライン授業

私の祖母は地震が来る前に「あ、来る」と言ってよく私たちをビビらせていました。おばあちゃん能力者!くらい思っていたのですけれど、ところが大人になるにつれ、私もわかるようになってきました。

もしかして、動物並みにP波を察知しているのかしら。今朝などは、東北地方太平洋側の地震が来たタイミングで目が覚めました。いつまでたっても揺れないので変な感じでしたが、ついに揺れもしない東京で遠方の地震を察知するなど、いよいよ私も祖母を超えたか(いや別に超えてない)。

この非常事態宣言の中、自然災害で被災して避難所へ、なんてことになったらもう目も当てられませんね。そんな最悪のシナリオまで、政府は用意しているのでしょうか。してないですよね。今から作るとしても、手も時間も足りないはずです。そんな付け焼刃でできる対策じゃないもの。

 

塾や学校に対して、オンライン授業を求める意見もあるようです。個人的には、オンライン授業ってあまりピンとこないのですが、そんなに有用なのでしょうか。付け焼刃ではできない対策の、最たるものだと思っているのですが。

f:id:may_25:20200420191445j:image

仕事でこれまでSkypeやTeamsを使ったMTGは何度も経験していますが、環境にもよるでしょうけれどそんなに音声はよくありません。こどもたちが「こんなもんだろ」と思ってオンライン授業を受けられるとは到底思えず…。

というより、まず各家庭にその環境がしっかり整っているのか、というのが重要じゃないですか。スマホしかない、って家も結構ありそうですよ。各家庭同一のデバイスを揃えていない限り、無理でしょう。小さいスマホ画面で、小学生が何時間も集中して授業を聞いていられるでしょうか。そして音声が途切れた時に、すんなり解決できるお母さんたちばかりではないですよね。

逐一、音が聞こえない回線が途切れたなんだかんだと問合せが入るのは、ただでさえ忙しい学校や塾へです。そして問合された側が、相手の環境に応じた即答ができるのかっていったら、相当ハードル高いですよね。そしてこどもだけでお留守番しながらの子もいますよ、かなりの確率で。そういう子のフォローは誰がどうやってするのか。

なんてことをちょっと考えるだけで、特に学校が踏み切らないのはわかる気がします。ネガティヴなんですかね、この考え方。

 

もともとオンライン授業を謳っている塾なんかはいいんだと思っています。その環境を整えてこどもが使えるようにしておく前提で、授業があるのですから。

整った環境があるのかないのかわからず、あってもバラバラな環境でいきなり授業やれって言われても、やる方は通常授業より大変ですよ。やったらやったで、授業は録画して後からも見られるようにだの黒板の字が読みづらいだのもっと面白く進めてほしい棒読み過ぎるだの、次から次へと注文出て来るでしょうし。人は満たされれば次から次、です。

 

動画授業を見せる、というのとは、また方向性が違いますよね。

やればいい、ってもんでもないし、かといってじゃあどうするのかっていったら、どうしたらいいんでしょうね。

とはいえ、やらないよりマシだからやってしまおう、で始めるのは、とってもキケンだと思います。