空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

こどもの自己肯定感

一人ひとりの性格にもよると思いますが、我家の場合は褒めると伸びます。そりゃもう効果覿面。わかりやすいくらいにやる気を出します。

そりゃそうですよね。褒められて悪い気がする人はそんなにいないと思います。ひねくれた大人ならともかく、褒められて「また適当なこと言いやがって。胡散臭え」なんて思うこどもがいるとしたら、反抗期どっぷりですね。それも期間限定なので、受け止めるのが親の務め。

 

褒めれば伸びる。やる気を出す。わかっちゃいるけど、できないことがあったときに声や態度をを荒げてしまう。というのがよくあるパターン。

なんだろ、それ、わかっててやってるなら、やめればいいのに。

大人も人間ですから我慢にも限度があります。堪忍袋の大きさは、人それぞれ。でも、堪忍袋から溢れたものをどう始末するかは、その人の人間性ですよね。こどもに当たり散らすなんてのは、一番やっちゃいけないやつです。勢い余っても、言ってはいけない言葉があるし、やってはいけないことがある。それを自己制御できない大人は、こどもの勉強を見てはいけないと思っています。

問題を間違えたとき、成績が下がったとき、ネガティブな状態のときにネチネチと責め立てるのなら、できなかった難しい問題を解けたり成績が上がったりのポジティブな状態では、責め立てた倍以上、手放しで大袈裟なくらい褒めそやせばいいのに。

 

成績が上がっても、志望校に合格しても、自己肯定感が低くなってしまっては意味がないじゃないですか。

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こどもは勉強と引き換えにいろいろなものをガマンしています。ときには、どうしてこんなに勉強しているのか、疑問に持つことくらいあるでしょう。外で誰かが遊んでいる声が聞こえたら、やる気を削がれても当然です。それを叱っても、身も蓋もないというかなんというか。

特に今、学校も習い事も塾も全てお休みで、遊びに出かけることも買い物も躊躇われるこんなとき、少しくらい余裕を持ってあげる必要があるな、と感じています。ガチガチのスケジュールをこなせない日が続いたって、死にゃしないのですよ。

 

私は楽天家なのでそう思うのかもしれません。いや、荒ぶったり叱ったりしますよ。全然します。泣くまで責めることもあります。が、それはそこまで娘が悪かったのかというとそうでもなく、自分に余裕がなかっただけのことだなと、考えるに至ったのです。

勉強=嫌なもの辛いもの、という認識が昭和生まれの私には刷り込まれていますが、いやいやどうして、楽しそうに勉強するんですよね、こどもって。こんなに充実した顔をするのだから、楽しく笑顔で勉強し続けられるようにしてあげたいなと。親にできるのは、環境づくりくらいですし。

こどもの自己肯定感は、大人の余裕に比例するかもしれませんね。