空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

余談:開成中学校

我家には縁のない男子校ですが、開成中学で思い出したエピソードがあるので。

 

まだこどもを産む前、職場が西日暮里だったことがあります。その当時は中学受験とは程遠い生活でしたが、同じ駅にあるカイセイという男子校はすごいんだ、というくらいは知っていました。

実際、賢そうな、それでいて元気いっぱいの利発少年たちと通学時間帯に駅周辺ですれ違いますが、こどもによくありがちな周りが見えてなくて車に轢かれかける、といったような子は見たことがありません。広がって歩道を塞いで歩くこともなく(むしろ大人の方が…)、大声で騒ぐこともなく、お勉強ができるだけじゃないんだなあ、と感心したものです。

f:id:may_25:20190926063846j:image

 

電車のマナーもよくて、お年寄りや怪我をされている方に座席や立ちやすい場所を譲ったり、の姿をよく見ました。

もう高校生なんだろうな、という背格好の子から、制服が少しブカブカなのは中一なのかなという子まで、教科書やノートと部活道具の詰まった重そうなカバンを肩から下げながらも、自分だって座っていたいだろうに、しっかりした口調で声をかけて譲るんですよね。席が空いていたとしても座らない子も多かった印象です。

親御さんの躾はもとより、学校の方針がそうさせるのでしょうね、自然と。

将来こどもを産んで男の子だったら開成に入れたいなあ、なんてことも思ったりしたくらい。

 

校外での振る舞いは、先生方や保護者の皆さんの目が届かない部分も多いのですが、ときに偏差値より重要な面もあります。

勉強だけできるおばかさん、にはならないといいな。

まずは勉強できるのか、って話ですけどね。