空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

るるぶで旅気分

いつぞやの旅行の際、旅行雑誌るるぶを参考に行きたいところをピックアップして決めたことがありました。それが結構失敗とは言いませんがキツキツの行程となり、バタバタした思い出があります。るるぶは何も悪くありません。我家がアホでした。教訓として、旅行は分刻みでスケジュールを組んではいけない、と学んだのです。観光はゆったり時間を取るべきですね。

あのときは移動が忙しかったよね、なんて話をしつつ、次はどこに行きたいかを予定立てるだけ立ててみるのを、娘にやらせてみました。娘が主に使うのは、またしてもるるぶ

今年のGWは北海道に行きたかったのですが、新型コロナウィルスのおかげでそれもままならなかったので、るるぶで旅気分だけを味わいました。

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これは想像していたより楽しかったようで、北海道だけでなく全国各地の旅程を組み始めました。

世界遺産のナントカはどこにあって、それを見に行くとしたら途中のホゲホゲに寄って、うーんホニャララは行っておきたいなあ反対方向かー、ああ悩む!!アレは食べたいし、コレはお土産に買いたいし、ナンタラ川がここにあるってことは、待って待ってドコソコ山脈ってここにあったんだ!へええ!(そしてアトラスを開く)…、の繰り返しで一日中やってました。

意外とその土地土地の特産物や観光地、もちろん地名なども頭に入っていくようで、これが楽しみながら学ぶってやつか…!という展開に。親的にはシメシメといったところ。

 

常々、理科と社会は勉強じゃなくて一般常識だからね、という話をしています。日常に寄り添っている科目なので、テキストや教科書だけでなく、身近なもので吸収してくれれば万々歳です。

せっかくだからこの旅程は取っておいて、いつか行ってみたらいいかしらね。

 

 

先生、と呼ばれる職業

小学校より、ついに提出必須の宿題が配布されました。

これまでは学校HPを通じて、これ見とくといいよ〜、これやると楽しいと思うよ〜、的なアドバイス風味のお知らせのみでしたから、先生方の知恵と工夫が集結された自宅学習セットを目の前にして、脳内には感嘆符が10個くらい並びました。

宿題を受け取りに学校へ行った日、娘と面識のある先生にお会いできました。帰りしなには校長先生ともばったり。いろいろと気にかけて元気付けてくださったおかげで、テンションアップした娘。

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先日、所用でサピックスへ電話したときもそうでした。

私からの用事は瞬殺(すみませんくだらない質問で)。そこで失礼しようとしたら「もしお嬢さんお近くにおられたら、かわってもらえますか?」と。お忙しいだろうに、様子伺いで少しお話くださいました。なんてありがたい…!

相手は校舎長先生だったのですが、話の流れで娘が校舎長先生の担当ではない教科の質問をしてしまい、するとなんと教科の先生にまでかわってくださり、丁寧にお答えいただきました。本当にありがたいです。娘、歓喜

 

学校へ行った後も、塾へ電話した後も、わずか数分ですが先生方と言葉を交わした娘は大層嬉しそうで、「家族ではない大人」との関わり、そしてそのありがたみを、ヒシヒシと感じました。

こういう対応を、先生だって仕事じゃん、で片付けるのではなく、感謝の心を持てる子に育ってくれるといいなと思っています。

 

 

 

こどもの自己肯定感

一人ひとりの性格にもよると思いますが、我家の場合は褒めると伸びます。そりゃもう効果覿面。わかりやすいくらいにやる気を出します。

そりゃそうですよね。褒められて悪い気がする人はそんなにいないと思います。ひねくれた大人ならともかく、褒められて「また適当なこと言いやがって。胡散臭え」なんて思うこどもがいるとしたら、反抗期どっぷりですね。それも期間限定なので、受け止めるのが親の務め。

 

褒めれば伸びる。やる気を出す。わかっちゃいるけど、できないことがあったときに声や態度をを荒げてしまう。というのがよくあるパターン。

なんだろ、それ、わかっててやってるなら、やめればいいのに。

大人も人間ですから我慢にも限度があります。堪忍袋の大きさは、人それぞれ。でも、堪忍袋から溢れたものをどう始末するかは、その人の人間性ですよね。こどもに当たり散らすなんてのは、一番やっちゃいけないやつです。勢い余っても、言ってはいけない言葉があるし、やってはいけないことがある。それを自己制御できない大人は、こどもの勉強を見てはいけないと思っています。

問題を間違えたとき、成績が下がったとき、ネガティブな状態のときにネチネチと責め立てるのなら、できなかった難しい問題を解けたり成績が上がったりのポジティブな状態では、責め立てた倍以上、手放しで大袈裟なくらい褒めそやせばいいのに。

 

成績が上がっても、志望校に合格しても、自己肯定感が低くなってしまっては意味がないじゃないですか。

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こどもは勉強と引き換えにいろいろなものをガマンしています。ときには、どうしてこんなに勉強しているのか、疑問に持つことくらいあるでしょう。外で誰かが遊んでいる声が聞こえたら、やる気を削がれても当然です。それを叱っても、身も蓋もないというかなんというか。

特に今、学校も習い事も塾も全てお休みで、遊びに出かけることも買い物も躊躇われるこんなとき、少しくらい余裕を持ってあげる必要があるな、と感じています。ガチガチのスケジュールをこなせない日が続いたって、死にゃしないのですよ。

 

私は楽天家なのでそう思うのかもしれません。いや、荒ぶったり叱ったりしますよ。全然します。泣くまで責めることもあります。が、それはそこまで娘が悪かったのかというとそうでもなく、自分に余裕がなかっただけのことだなと、考えるに至ったのです。

勉強=嫌なもの辛いもの、という認識が昭和生まれの私には刷り込まれていますが、いやいやどうして、楽しそうに勉強するんですよね、こどもって。こんなに充実した顔をするのだから、楽しく笑顔で勉強し続けられるようにしてあげたいなと。親にできるのは、環境づくりくらいですし。

こどもの自己肯定感は、大人の余裕に比例するかもしれませんね。

 

 

サピックスでZoom

テキスト+動画、の勉強にも慣れてきました。場合によっちゃ、動画は見たり見なかったり。その動画も、最近では大事なポイントに字幕が出るように工夫されていて、娘が感激していました。

が、やっぱり授業なんですよ。

ナントカ先生の授業受けたい〜。先生はさ、問題解いてるときに一人ひとりノート見て間違ってるところを教えてくれるの。だから自分で解けて気持ちいいんだよね。動画見て考えるのもいいんだけど、でも先生の授業を受けたいんだよね〜。

と言って、ションボリしていました。母はその話初耳ですよ。そんなポジティブな感想を持っていたのですか。

 

そんな中、ついにサピックスでもオンライン授業開始のお知らせです。但し、今のところは補講のみ。

これに喜ばない娘ではありません。先生たちに会える!と大喜びです。もはやエンタメ状態。

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オリエンテーションが開催された際にも、大好きな先生たちの顔が垣間見えるたびに嬉しそうでした。アイドルよりも塾の先生が好きです。

サピックスのオンライン授業は、あくまでも補講の位置付けなので、それまでに郵送されているテキストをやっておく必要があります。ちょっとユルユルしてきた家庭学習に喝が入る感じですか。完全に自分だけでやっていける子には必要なさそうですが、娘にはちょうどいい刺激になりそうです。

 

賛否いろいろありますけれどね。今できることを精一杯やっていくしかないですし、こんな風に策を凝らしてくださるのは、本当にありがたいことです。

早く通えるようになるといいなあ。

 

 

 

ついに旅人算

ナントカ算(特殊算)といえば、つるかめ算に並びメジャーなのは旅人算ではないかしら。

その旅人算が、5年生でついに登場しました。しかもこの、動画&自習期間に!動画見て自分でやれと!旅人算を!!

やってました。頑張ってましたよ、娘。前半好調、後半だんだんキイイイイ!!ってなってましたけど。なんとか自力でやってました。

 

旅人算といえば思い出す芸人さんがいるのです。志村けんも大絶賛した、タブレット純。

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註:男子です。

ムード歌謡漫談、ていうんですか。そんなジャンルです。ムード歌謡界の貴公子、をキャッチフレーズとするタブレット純。アルフィー高見沢氏ではありません。タブレット純はムード歌謡漫談の前は、マヒナスターズに所属する、れっきとした歌手でした。

 

あれこれ説明するより、実際のネタを動画サイトなどで見てもらうのが一番手っ取り早いです。話し声はボソボソしてるのに、歌うと急にいい声(でも昭和感満載)になります。算数の文章題の疑問をメッタ斬りです。「そんなことより気になるの」がキメ台詞。

私のお気に入りは、一郎さんと二郎さんのキノコ狩りです。