トモエ学園
私の実家にあった、黒柳徹子さんの《窓ぎわのトットちゃん》をたいそう気に入った娘。他の読み散らかしている本たちはそっちのけです。
この本はルビがなかったり句読点の打ち方が独特だったりして、いつも読んでいるような文章とは一線を画すのですが、娘にもこの本の面白さがわかるようで、ゲラゲラ笑いながら読んでいます。
気に入りすぎて、トモエ学園を受験したい、と言いだしました。
残念ながらトモエ学園はもうなくなってしまった、焼けてしまったって書いてあったよね、と言うと、マンガのようにしょんぼりがっくり。しかしすぐに気を取り直して、それならトットちゃんと同じ学校がいい、ときました。
奥付の著者略歴まで、しっかり目を通していました。香蘭のことを言いたかったようです(読めなかったらしい)。名門じゃないですか!
娘の尊敬する著名人は香川照之さんおひとりでしたが、黒柳徹子さんも加わりました。
なんという個性的なラインナップ。しかし娘の感性は、親バカながらなかなかいいセンスだと思います。わかる、わかるよ。
実際、まだトモエ学園が存在するなら、娘にはぴったりなんじゃないかと思います。
私も入りたいくらいですよ。