アサガオ
今年のアサガオは、様子がおかしい。
例年と同じタイミングでいつもと同じように種を植え、芽が出て、ツルを伸ばし、すくすくと育っていったのに、七月半ば〜八月はほとんど咲きませんでした。夏休みの間は、毎日数十の花を見られる算段で植えたのに、そうはならなかったのです。
暑過ぎたのではないか。
という仮説を、娘がたてました。
アサガオが咲くのは夏の暑い日。けれど今年の夏は暑過ぎた。暑過ぎて、アサガオは咲けなかったのではないか。咲かなかったのではなく、咲けなかった。
その証拠に、涼しくなった今、いつもならもう枯れ始めているのに、毎日数十の花が咲くのです。夏休みに見たかった花は、今、咲いています。
そう言われてみると、毎年壁のようになっている駅前のアサガオも、今年の盛りが今です。真夏はほとんど花が見られませんでした。
もうひとつ、いつもと違うことがあります。
種ができません。
いつも有り余るほどの種が採れますが、今年は咲き始めのいくつかに種ができただけで、その後の花には悉く種ができません。これも、例年と異なる点です。
種の出来が暑さと関係あるのかどうか、少しググったくらいではわかりませんでした。ただ、一般的にいわれるような、水不足だとか摘芯をしていないだとか、花ガラ摘みをしてしまっているとか、そういったこともないのです。
こういうことは時間をかけて娘と一緒に調べるといいんだろうなと思いつつ、伝家の宝刀「忙しい」を理由に放ってしまっています。実に惜しい。
それにしても、親バカ目線的に言うと、結構いいところに目を付けたな、と思いました。ぼんやりしているようで、意外とよく見ているものですね。
こんな感じで、国語の記述問題も読み取ってくれれば…!
SOと全統
サピックスオープンと全統の申込みが始まっています。
さて、どうしたものか。
なんとなく、今回SOを受ける意義が感じられないので、恐らく見送ります。今のところ、ですが。同じく全統も見送る可能性大。
ただ、全統は受けてもいいんじゃないかなー、と、我家で私だけが思っています。娘は別にいいや、だし、夫はそこに向ける労力を他の勉強に回したい、なのです。確かになー。
テストの結果より、娘の基礎学力。テストを受けなくても娘が何をどの程度理解しているかは、家で見ていればわかります。全国でどの位置かは、まだ早いような、知りたいような。
二年次は受けたんですけどね、全統。
塾に行き出すと、今現在から予想する近い未来の成績が怖くなります。頑張っている娘が、受けなくていいと思うならいいのかな。
アシナガバチの群れ
我家の裏手に、アシナガバチの巣ができていました。居室(というのかしら)20穴前後の、比較的小さめの巣です。
中はもう空っぽで、誰も住んでいない様子。この巣があるあたりには花鉢を置いているので毎日来ているのですが、全然気が付きませんでした。いつからあったんだろう。
アシナガバチがうちに巣をかけるのは今回が初めてではありません。シャッターカバーの縁に二回程、居室がひとつふたつできた程度で発見したので、その時は残念ながら駆除いたしましたし、巣も落としました。
蜂の巣のすごいところは、巣を落としても綺麗に落ちないんですよ。巣の根元?というか、ワイングラスでいったらステムとプレートを切り離す要領で巣を落としますが、ステムに当たる部分がシャッターカバーに強力に接着されていて、根元から落としても跡が残ります。削らない限り、綺麗には取れなそうです。どんな成分の粘着力なのでしょう。
話が逸れた。アシナガバチの群れの話でした。
庭木の剪定をしていたら、アシナガバチがぶわーっと枝の中から出てきたではありませんか。数匹ではないレベルで飛び出てきたので、娘を家の中に戻し、アシナガバチの動向を見守っていました。予想に反して、おとなしかったんです。
アシナガバチは周囲を少し旋回して、枝の混み合った中に戻っていきます。ああ、そこに巣があるのか、と落胆したのも束の間、どうも様子がおかしい。
枝に群がっているのです。
調べてみると、意外なことがわかりました。
アシナガバチは巣をスズメバチに襲撃されることがあり、追い出されたアシナガバチたちは、こうやって枝や軒下などに群がって残り少ない余生を全うするのだそうです(スズメバチにやられなくても巣を離れて群れになることもあるようです)。
平家の残党が励まし合っているかの如く、あまり身じろぎもせずにただひたすら身を寄せ合うアシナガバチたちを、駆除することはしのびなく。残り数日〜数週間の命、我家の枝でよければどうぞ余生を過ごしてくださいませ。
飛びかかってくることもないとわかったので、娘と一緒にしばらく観察させてもらいました。なかなかレアな体験に、娘は大喜びです。アシナガバチさんありがとう!
とはいえ、もしかしたら我家はアシナガバチにとって案外快適な環境なのかもしれません。それはそれで、微妙な気分です。
名物に麺が多い理由
北海道の札幌ラーメン、秋田の稲庭うどん、岩手のわんこそば、ジャージャー麺、冷麺、宮城の白石温麺、冷やし中華、福島の喜多方ラーメン、群馬の水沢うどん、栃木の佐野ラーメン、東京の深大寺そば、神奈川の横浜ラーメン、新潟のへぎそば、イタリアン、福井の越前そば、富山の氷見うどん、山梨のほうとう、長野の信州そば、静岡の富士宮やきそば、愛知の味噌煮込みうどん、きしめん、奈良の三輪素麺、京都のにしんそば、兵庫の揖保乃糸、島根の出雲そば、広島の尾道ラーメン、山口の瓦そば、徳島の徳島ラーメン、香川の讃岐うどん、愛媛の五色そうめん、福岡の博多ラーメン、長崎の長崎ちゃんぽん、皿うどん、島原手延そうめん、熊本の熊本ラーメン、沖縄のソーキそば。
私がざっと思い出しただけで、これだけありました。日本各地の名物に、どうしてこんなに麺類があるのでしょう。
岩手、長崎にいたっては、三種類ずつ出てきました。凄すぎる。
各地、恐らくまだまだそばとうどんはあるものと思われます。我家の近所にすら名物として蕎麦屋がたくさんあるくらいですから、全国にはもっともっとあるはずです。
ちなみに我家の本日のお昼はコレ⬇︎でした。
そば、うどんもさることながら、ラーメンも負けていません。日本人、なかなかの麺好きですね。
うどん・素麺の類いは奈良時代、そばは江戸時代、パスタは明治時代、ラーメンは大正時代から、日本人に好まれてきたようです。結構な歴史があります。昨日今日麺好きになった訳じゃないっスよ!的な。そういえば麺ものが嫌いだという方には、あまり出会ったことがありません。
どんな気候だとうどんで、どんな土地だと蕎麦なのか。調べてみたら面白そうです。と、娘が言い出しました。
そういうのは夏休みの自由研究をやる前に気付いてくれたらよかったのに!
でも、面白そうなので調べてみようかな。来年の自由研究に…(気が遠くなる)。
トモエ学園
私の実家にあった、黒柳徹子さんの《窓ぎわのトットちゃん》をたいそう気に入った娘。他の読み散らかしている本たちはそっちのけです。
この本はルビがなかったり句読点の打ち方が独特だったりして、いつも読んでいるような文章とは一線を画すのですが、娘にもこの本の面白さがわかるようで、ゲラゲラ笑いながら読んでいます。
気に入りすぎて、トモエ学園を受験したい、と言いだしました。
残念ながらトモエ学園はもうなくなってしまった、焼けてしまったって書いてあったよね、と言うと、マンガのようにしょんぼりがっくり。しかしすぐに気を取り直して、それならトットちゃんと同じ学校がいい、ときました。
奥付の著者略歴まで、しっかり目を通していました。香蘭のことを言いたかったようです(読めなかったらしい)。名門じゃないですか!
娘の尊敬する著名人は香川照之さんおひとりでしたが、黒柳徹子さんも加わりました。
なんという個性的なラインナップ。しかし娘の感性は、親バカながらなかなかいいセンスだと思います。わかる、わかるよ。
実際、まだトモエ学園が存在するなら、娘にはぴったりなんじゃないかと思います。
私も入りたいくらいですよ。