空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

四年十一月マンスリー確認テスト〔結果〕

自己採点してみて、全体的に平均点高そうだなあ、と思っていたらやはりでした。

 

社会>65>男女別四科目>算数>理科>国語

 

ついに国語が。

これもう国語に力を入れないとダメでしょう。いや、そんなことはわかっていました。いましたが、現実を突きつけられた感満載です。しかし母の国語力もあやしい中、娘の国語力はあげられるのでしょうか。

理科と社会は、点数でいったら同点ですが、偏差値はかなり違います。理科は満点多そうですね。理社ともに正答率の高い問題を落としていたので、復習は慎重にやらねば。

算数は、ついこの間まで偏差値40台が多かったけれど、ここ最近伸びてきました。計算ミスが直ってきた、というところでしょうか。どんだけミスしてたの…。

 

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ところで夏休みに出された、国語の要。みなさんどのくらい終わっているのでしょうか。どのくらい、なんて言ってる時点で問題外かしら。よい子のご家庭ではちゃんと夏休み中に終わっているのよねきっとね。我家はまだ半分です。こういうところが、国語の伸び悩み要因だったりもするのでしょうね。ハハハ…。

 

なかなか「気持ち」を読み取るのが難しいようで、そしてそれを教えるのもまた難しい。記述が覚束なくなってきている、つまり、出される文章の難易度についていけなくなっている、というのもあります。

ボケはじめたおばあちゃんがいる子の気持ち、とかね。経験したことのないシチュエーションを、想像で補いながら回答するのに戸惑っている様子もあり。

答えはよく読めば見つかるよ、と言うは易しですが、なかなかねえ。悩ましい。

 

 

 

桜蔭中学校|学校説明会

そこに説明会があるから参加する。

いやもう畏れ多くて志望校にするどころではないのですが、女子ナンバーワンとはどんな学校なのか、気になるじゃないですか。

 

秋田の民芸品、曲げわっぱ曲げわっぱを造っている大館工芸社のキャッチコピーが「古くて新しい民芸品」なのですが、そんな感じ。伝統校は、そこに在るのがいいのです。

正直、今日の各先生方のお話からは目新しいことは伺えずでした。残念。概要をざっとお話いただいたのだと思いますが、配布資料を行ったり来たり、ときにはどこのお話かわからなくなったり。いや私がおバカ過ぎて理解できなかったのだけど。最後に防災担当の先生が熱く防災についてお話くださり、防災体制の詳細はどこの学校でも聞いたことがなかったので、それは新鮮でした。

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配布物やテキストがあって、授業やホームルームがあんな感じで説明がさらっとされるようであれば、娘はついていけないだろうなあ。

できる子たちが集まって研鑽する場なのでしょう。明らかに娘(と我家)にはオーバースペックです。

 

校舎をざっと見学できました。門扉の陰に桜の木があるではないですか!桜の蔭で、学ぶんですねえ。

本当に校庭がありませんでした。東館校舎のあちらこちら、ステンドグラスが施してあって実に可愛らしいのよ。書道室、というのは桜蔭で初めてでした。頭のいい人は悪筆だなんて誰が言い出したんでしょうか。ものっっっすごく上手よ。びっくりしたわ。書道部じゃなくて授業だからね。図書室がステキだったのよ。ゆっくりしたかったわ。《こども六法》が置いてあるのを見逃しませんでしたよ私は。あれ面白いよね。

天気のせいもありそうですが、若干全体的に学校内の雰囲気が落ち着き気味?です。キラキラキャピキャピは全然しておらず、それは好感が持てますが、明るくはなかったように受け取れました。

東館、講堂、本館西館、の行き来は道路を渡らなければなりません。といっても一車線ほどの道路ですが、それでもあのあたりは坂の勾配も急ですしね。警備の方が外に複数名いらっしゃりました。それは本当に安心できます。

桜蔭といえば忠弥坂ですが、水道橋駅ではなく、後楽園駅本郷三丁目方面からいらっしゃるなら、あの坂は使わずに済むかも。雪の日は要注意。

 

今回、初めて娘がここに通う姿を想像できませんでした。いやほんと、我家にはオーバースペックなので、目指すも何もないのでアレですけど、ピンと来る来ないってあるんですね。すみません、天下の桜蔭に対して偉そうに私如きがペラペラと。

 

改めて、学校選びは、偏差値じゃなくて相性だと実感しました。

難しい、本当に。

 

 

塾の仲間たち

塾通いを始めてもうすぐ二年。早いものです。

この二年弱の間、クラスの上下は多少ありましたが大幅に変わった訳でもなく、上に行っても下に行ってもだいたい固定されたメンバーなので、段々と打ち解けてきているようです(ようやく)。

 

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いつも一番前の彼は四年生ではおそらく校舎で一番の成績(娘リサーチ)だとか、女子で一番だと思われる彼女は先生に筑駒も受かると言われるくらいよくできる子だとか、某文化祭ではダレソレちゃんを見かけたとか、ナントカ君は別の習い事で娘が仲良しの子と同じ小学校だとか、いろんな話が出てきます。

塾の先生たちのことも、今日はこんなことがあった、あの先生がこの先生のモノマネをして内緒だぞ!って言ってたからみんなで言いつけただの、ホニャララ先生の息子君の話が面白いだの、いやホント、勉強しに行ってるのか笑いに行ってるのかわかりませんけど、学校以外のコミュニティがあるのは親としては安心です。面白い話だけでなく、授業の内容も覚えて帰ってきてください…。

 

上のクラスになってから一度落ち、戻った今、もう二度とクラス落ちしたくないと思っているようで、勉強に対する意識が多少変わってきたようです。

先日のマンスリー前には、対策まではしないものの、自分で苦手なところを夫に聞いていました。今までこんなことしなかったのに!と思うと胸熱です。

 

まだライバルというよりは仲間です。仲間のまま卒業するかもしれません。でも負けたくない気持ちはあるようです。最近のこどもは複雑ですね。

塾の仲間たちのおかげで、基礎定やデイリーチェックは全部取れて当たり前!という気概を見せるようになってきたので、環境から影響されるものは大きいと思います。と思うと、学校選びは慎重にならざるを得ないのですが。

 

楽しく笑いながら勉強できる、ということが、どれだけ贅沢で幸せなことか、噛み締めてもらえるといいなあ。

 

 

 

娘にとって、いい学校とは

偏差値の高い学校が娘にとっていい学校かというと、そうではないな、と。偏差値が高けりゃいいってもんでもないんですよね。

じゃあ偏差値が高いといいこととは、となった場合の答えは、対外的な評価基準の目安、なのかなあ。でもそんな会話はあまり一般的じゃないし、偏差値を聞かれる局面も想像できない。強いていうなら、志望校を決める際に選択肢が広がる、ってところでしょうか。

いい学校、って、何。

このところ、ずっとそれを考えています。

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例えば、A校。憧れの部活があって、一度は誰もが憧れるような、目指すには充分すぎる目標です。なにより我家からは乗り換えなしで通いやすい。(成績以外の)ネックは、大学受験に際して学校側のアクションが薄いこと。

例えば、B校。校舎は申し分ないし、学校の方針も、我家としては願ったり叶ったり。娘のやりたい部活もある。ただ、通うとなると乗り継ぎがイマイチよろしくないので、悪天候や猛暑がより厳しい。

例えば、C校。比較的通いやすいし、学校の方針が魅力的。なにより校長先生が素晴らしい。しかしながら学校探しを始めたばかりの我々から見ると、どうしても失礼ながら滑り止めイメージが強い。学校の方針だけでいえば、我家の三本指に入ることは間違いない。

例えば、D校。親目線では大変ありがたいカリキュラム。B校同様願ったり叶ったり。娘がついていけるかどうかは微妙なところ。立地に不安あり。私が以前、同じ駅が勤務地だったことがあり、そこの治安にあまりいい印象なし。

もしかしたら、共学?

もしかしたら、付属?

もしかしたら、遠くても通える?

悩みだすとキリがありません。

 

100パーセント親子で満足のいく学校、があるのかしら。どこかで妥協が入るのかしら。まだ学校を理解するだけの情報を持っていないのかもしれない。

などなど、いろいろ考えてしまいます。

 

娘はのんびりさんです。マイペースすぎて、そんなにのんびりのんちゃんでこの先やっていけるのかと、心配しすぎて子離れできなくなりそうなくらいにのんびりです。

しかし、根性だけは人一倍あります。しつこいというか、負けん気というか、曲げないというか、そういうところはあります。親目線で見ても、それは結構な強みだと思っています。その両極端なのを、足して割ってくれたらいいのですが。

 

残り、塾の四年生カリキュラムは三ヶ月しか残ってないんだなあ、と思うと、気が急いてきます。

ところがここにきて、娘が安定しだしました。ああ、やっぱり我家は新三年生二月から始めて正解だったな、と。これ、一般論で新四年生二月から始めていたら、五年生の今頃でようやく塾に慣れて生活サイクルが落ち着くってことなので、そうするとのんびり娘ではとてもじゃないけど受験に間に合わない。

 

こういう子を、安心して預けられる学校って、どこなんでしょう。

もう少しスピード感がほしい…。

 

 

 

 

 

洗足学園中学校|ナイト説明会

仕事終わりに溝の口までダッシュしました。しかも雨。

今月は二度の台風を含め、雨続きですね。被災された方、避難が続いている方、早く日常が戻りますように。

 

道すがら、下校する洗足の生徒さんたちとすれ違いました。ブレザーよりセーターやベストが多かったかな。式典以外はあまりブレザーの出番はないのかしら。

傘は色とりどりで、そこまで指定はないように見受けられました。

 

三度目の洗足ですが、学校側のお話を聞くのは今日が初めてです。

説明会前の、先生によるミニコンサートが素敵でした。系列に音大があることを活かした、音楽によるしっかりした情操教育の下地が垣間見えます。

女性が自立していくために、という方針は今でこそよく聞くフレーズになりましたが、創立当時(洗足は今年で創立95周年)から一貫したこの姿勢を崩すことなく、かつ、時代の流れに沿って変えるところは変えて、そして今日の洗足学園があるのだと、校長先生のお話がありました。

進路希望のほとんどが短大・専門学校だった昭和の終わり、これからの時代を見据えて学校改革を始めたそうです。まずは四年制大学を目指せる学力をつけよう、そして四年制大学進学者が増えてきたら次は国公立も目指してみよう、国公立にも合格できる力をつけられるようになってきたところで、海外の大学を希望する生徒も出てきたとのこと。平成の大改革洗足版、というところでしょうか。

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創立95周年にもなっていたらもうそこそこ伝統校と言ってもよさそうですが、進学率が上がったのは上記の大改革によるものなので、進学校の仲間入りとしては新興の部類なのでしょう。ものすごい躍進ですよね。

洗足は、先生方の熱意がヒシヒシと伝わってきます。自立した女性として生きていけるようにするための術を、生徒たちにあらゆる方向から授けてくださろうとしているように感じられました。

時代が変われば手段も変わる。そのために様々な変化を受け入れ、取り入れるスピードや判断は、伝統校といわれる学校より早いように思います。伝統を守る、というのは、周りからは計り知れない様々な想いや重圧があるのだろうと想像しています。

 

PTA父親の会、ファザーズの代表の方からのお話も伺うことができました。

思春期にあたる六年間、娘と父親の間には少なからず溝が生じると思われます(まだ想像でしかありませんが)。そこに、敢えての父親の会があることで、娘との接点が増えるメリットは大きいと感じます。

 

 

やっぱり説明会って大事ですね。

自分の直感を信じつつ、他の学校も見学させてもらおうと予定しています。