空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

昆虫カタストロフィ

大好きなカマキリ先生の、NHKスペシャル版《昆虫やばいぜ!》を録画して視聴。

Nスペなので《昆虫すごいぜ!》ではなく《昆虫やばいぜ!》だそうです。「やばいぜ」の意味は、番組後半で明らかに。

 

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娘と違って虫は非常に苦手な私ですが、(見るだけなら)モルフォチョウは好きです。森の宝石、と呼ばれる生き物はいくつかいて、その中でも引けを取らない美しさ。去年行った昆虫展でも、綺麗な色の昆虫は大人気でした。プラチナコガネとかね。

今年は関西で開催されているとのこと。また行きたい!と言っている子が我家にいます。そのくらい魅力的な展示なので、行ける方は是非是非!

 

《昆虫やばいぜ!》はコスタリカでのロケが行われましたが、ほとんど使われず(ロケの残りは8/12のEテレ版《昆虫すごいぜ!》で観られるようです)、しかしコスタリカの昆虫事情から、地球規模での危機的状況がカマキリ先生によって訴えられたのでした。まさに、昆虫やばいぜ。

 

エレファスゾウカブト、という大きなカブトムシ。名前からしてゾウの中のゾウ的な、サイズ感も想像いただけるかと。こどもの手のひらくらいはあります。マメ科の木を削って滲み出る樹液を主食にしているそうです。

そのエレファスゾウカブトが、とある店先にある一本の細いマメ科の木(見た感じ多分ネムノキ)に10匹程群がっていました。

近隣をバナナ園として切り拓いたためにマメ科植物が激減し、通常群がることはないエレファスゾウカブトが、一本の木に集中せざるを得ない状態。仮にその一本が枯れたり切り倒されたりしたら、この辺りのエレファスゾウカブトはどうなってしまうのでしょうか。

 

昆虫はここ30年ほど、毎年2.5%ずつ減少しており、100年後には現在の1%程度しか残っていないのでは、という研究結果があるそうです。日本でも、地域によってはアキアカネが99%減だそうで。アカトンボにも種類があるのです。アキアカネはその名のとおり、秋に見られる種類。

食物連鎖の底辺を担っている昆虫が減ることによる影響は計り知れず、昆虫の滅亡は人類の滅亡に繋がります。いろんな部分でものすごく絶妙なバランスを取りながら、地球は存在しているのですね。

この話あたりで、娘は泣きました…。

 

好きで観ている番組ですが、毎回学びがあります。今回は特に大きなテーマでしたが、小学生にもよくわかる切り口で、さすがだなあ、の一言です。

今回の番組を観て、しみじみと「やっぱり昆虫学者いいな〜」と言い出しました。

宇宙飛行士はどうした…。