悔しい、という気持ち
娘は、張り合ったり競争心を持ったり、という気配がまるでなく、どうしたもんかと気になっていました。気が弱い、という訳ではありません。小三にして人は人、自分は自分、なので、他の人がどうなっていても関係ないようです。すごい!とは思うものの、それに対してなにくそ負けるか的な発想はない。こんなところもマイペース。
しかしそれではまずいのではないかしら。まずいというか、弱い。
と思ったこともあり、新三年生からの入塾に踏み切ったのです。塾というのは、志望校の違いはあれど、中学受験合格という明確な目標を持った子たちの集まり。わかりやすく競い合える仲間にいい刺激を受けてくれたらいいなと、考えたりもしていました。
その娘が先日、とある習い事の検定に落ちるという初めての経験に、悔しいと言って泣きました。
運動会でリレーの補欠になった時は、毎日のように補欠はいやだ、来年は絶対に選ばれたい、と言っていました。
毎朝やっている基礎トレで十日以上連続満点の日が続きましたが、いい調子でいたところで満点を逃し、それも悔しいと泣きました。
ちょっと、ほっとしたんですよね。私は。
悔しいと思う気持ちがちゃんと芽生えていて、それを外にアピールできたことに。
もしかしたら、悔しいという気持ちはずっと持っていたのかもしれない。ただそれを、表に出すことをしなかっただけで。表に出せなかったのか出さなかったのかまではわかりませんが、そういう負の感情を誰かに見せることは、そういえばあまりなかったようにも思います。
これも成長なのかしら。
言いたいことを我慢する傾向にあるので、溜め込まないように注意していく必要が、これまで以上にありそうです。
ストレス溜めんなよー。