娘にとって、いい学校とは
偏差値の高い学校が娘にとっていい学校かというと、そうではないな、と。偏差値が高けりゃいいってもんでもないんですよね。
じゃあ偏差値が高いといいこととは、となった場合の答えは、対外的な評価基準の目安、なのかなあ。でもそんな会話はあまり一般的じゃないし、偏差値を聞かれる局面も想像できない。強いていうなら、志望校を決める際に選択肢が広がる、ってところでしょうか。
いい学校、って、何。
このところ、ずっとそれを考えています。
例えば、A校。憧れの部活があって、一度は誰もが憧れるような、目指すには充分すぎる目標です。なにより我家からは乗り換えなしで通いやすい。(成績以外の)ネックは、大学受験に際して学校側のアクションが薄いこと。
例えば、B校。校舎は申し分ないし、学校の方針も、我家としては願ったり叶ったり。娘のやりたい部活もある。ただ、通うとなると乗り継ぎがイマイチよろしくないので、悪天候や猛暑がより厳しい。
例えば、C校。比較的通いやすいし、学校の方針が魅力的。なにより校長先生が素晴らしい。しかしながら学校探しを始めたばかりの我々から見ると、どうしても失礼ながら滑り止めイメージが強い。学校の方針だけでいえば、我家の三本指に入ることは間違いない。
例えば、D校。親目線では大変ありがたいカリキュラム。B校同様願ったり叶ったり。娘がついていけるかどうかは微妙なところ。立地に不安あり。私が以前、同じ駅が勤務地だったことがあり、そこの治安にあまりいい印象なし。
もしかしたら、共学?
もしかしたら、付属?
もしかしたら、遠くても通える?
悩みだすとキリがありません。
100パーセント親子で満足のいく学校、があるのかしら。どこかで妥協が入るのかしら。まだ学校を理解するだけの情報を持っていないのかもしれない。
などなど、いろいろ考えてしまいます。
娘はのんびりさんです。マイペースすぎて、そんなにのんびりのんちゃんでこの先やっていけるのかと、心配しすぎて子離れできなくなりそうなくらいにのんびりです。
しかし、根性だけは人一倍あります。しつこいというか、負けん気というか、曲げないというか、そういうところはあります。親目線で見ても、それは結構な強みだと思っています。その両極端なのを、足して割ってくれたらいいのですが。
残り、塾の四年生カリキュラムは三ヶ月しか残ってないんだなあ、と思うと、気が急いてきます。
ところがここにきて、娘が安定しだしました。ああ、やっぱり我家は新三年生二月から始めて正解だったな、と。これ、一般論で新四年生二月から始めていたら、五年生の今頃でようやく塾に慣れて生活サイクルが落ち着くってことなので、そうするとのんびり娘ではとてもじゃないけど受験に間に合わない。
こういう子を、安心して預けられる学校って、どこなんでしょう。
もう少しスピード感がほしい…。