洗足学園中学校|ナイト説明会
今月は二度の台風を含め、雨続きですね。被災された方、避難が続いている方、早く日常が戻りますように。
道すがら、下校する洗足の生徒さんたちとすれ違いました。ブレザーよりセーターやベストが多かったかな。式典以外はあまりブレザーの出番はないのかしら。
傘は色とりどりで、そこまで指定はないように見受けられました。
三度目の洗足ですが、学校側のお話を聞くのは今日が初めてです。
説明会前の、先生によるミニコンサートが素敵でした。系列に音大があることを活かした、音楽によるしっかりした情操教育の下地が垣間見えます。
女性が自立していくために、という方針は今でこそよく聞くフレーズになりましたが、創立当時(洗足は今年で創立95周年)から一貫したこの姿勢を崩すことなく、かつ、時代の流れに沿って変えるところは変えて、そして今日の洗足学園があるのだと、校長先生のお話がありました。
進路希望のほとんどが短大・専門学校だった昭和の終わり、これからの時代を見据えて学校改革を始めたそうです。まずは四年制大学を目指せる学力をつけよう、そして四年制大学進学者が増えてきたら次は国公立も目指してみよう、国公立にも合格できる力をつけられるようになってきたところで、海外の大学を希望する生徒も出てきたとのこと。平成の大改革洗足版、というところでしょうか。
創立95周年にもなっていたらもうそこそこ伝統校と言ってもよさそうですが、進学率が上がったのは上記の大改革によるものなので、進学校の仲間入りとしては新興の部類なのでしょう。ものすごい躍進ですよね。
洗足は、先生方の熱意がヒシヒシと伝わってきます。自立した女性として生きていけるようにするための術を、生徒たちにあらゆる方向から授けてくださろうとしているように感じられました。
時代が変われば手段も変わる。そのために様々な変化を受け入れ、取り入れるスピードや判断は、伝統校といわれる学校より早いように思います。伝統を守る、というのは、周りからは計り知れない様々な想いや重圧があるのだろうと想像しています。
PTA父親の会、ファザーズの代表の方からのお話も伺うことができました。
思春期にあたる六年間、娘と父親の間には少なからず溝が生じると思われます(まだ想像でしかありませんが)。そこに、敢えての父親の会があることで、娘との接点が増えるメリットは大きいと感じます。
やっぱり説明会って大事ですね。
自分の直感を信じつつ、他の学校も見学させてもらおうと予定しています。