ハマグリ
桃の節句にハマグリのお吸い物を出しました。
砂抜きしていたハマグリを見て、これ生きてるんだね、と。ハマグリは漢字で書くと蛤でその由来はなんなのか、から、貝は生きたまま売ってるのがほとんどなんだよ、とか、それは何故だと思う?的な話から、調理方法の話へ。
若干嫌な予感もしつつ、昆布で出汁を取って、洗ったハマグリを水から火にかけて、のあたりで娘の顔色があやしい。
「ハマグリさん可哀想…」
ええー。待って待って泣き出しちゃったよ。ていうか、そういうのもっと小さい頃に卒業しないの?まだそういう感じ?
もうどうにもなりません。だってまだ生きてるのに!ママひどい!(そこ?)と、もはや号泣モード。
生き物全般が好き過ぎて、蚊を叩いても「またひとつ地球から命がなくなってしまった…」と恨めしそうに言う娘。若干めんど…、ああいえいえ、なんでも。
自然界の弱肉強食の世界や、ご飯の前に「いただきます」と言う意味、美味しく食べてもらうのが一番なんだよ、など、いろーーんな話をしてようやく納得したようでした。もうご飯残さない!と拳を握って宣言。
ハマグリでそこまで思ってもらえるなら本望です。
そんなこんなで啓蟄も過ぎましたし、そろそろ娘の季節到来。