寿
クリスマスから新年への変わり身の早さは、さすが日本、といった感があります。もう気分は迎春です。
おめでたいものが店頭や街中に並び、娘も興味津々でそれらを眺めています。そんな中、
「ねえ、ダルマのお腹にはなんで“ス”って書いてあるの?」
という謎の質問が。この歳まで生きてきましたが、スと思しき文字が書かれたダルマには、お目にかかったことがありません。どこのどんなダルマかと思いきや、外で見かけたけれど家にもあると。
「ああ、ほら、これこれ!」
友人の披露宴でいただいた、婚礼ミニダルマでした。どこにスがあるのか。
「お寿司の“ス”じゃん」
衝撃――!
これは一文字でコトブキと読むこと、おめでたい物事の代名詞であること、を説明。自分で国語辞典も引いて確認し、納得した模様。
漢字のチェックをもう少しした方がいいなと、しみじみ感じた一件でした。
余談ですが、私は寿司と書くより鮨のほうが好みです。特に理由もオチもなし。