読みたい本、読める本
《大どろぼうホッツェンプロッツ》の三部作、《チョコレート工場の秘密》を何度も読み返しているので、読んでおいたらいい本のリストでも作っておこうかと娘に提案したところ、二つ返事で是非!とのことでした。
もう活字のサイズやページ数は気にしなくても良さそうなので、スタンダードから最近の著作まで、内容さえ理解できればジャンルにこだわらなくてもいいかな。ただ、私が選ぶときっと偏るし、娘に選ばせても偏ることは自明です。
長いお話を読みたいけどどんなのがいいかよくわからないんだよね、と言います。よくわかるわその気持ち。どうしたものかなーと考えていたところ、いいものにめぐり合いました。
なにこれすてき!
ナントカメソッドとかナントカ式、の類はあまり好きではないのですが、ちょうど小3からがターゲットですし、私や娘が選ばないような本もチョイスされているので幅広いジャンルを読めそうです。ここから読書の幅を広げていく、いいキッカケになります。
100冊の中には、既読本が五冊。まあまあ、そんなもんじゃないでしょうか。小3からがターゲットとはいえ、《もったいないばあさん》《いやいやえん》のような未就学〜低学年向けもあり、読書があまり…という子でも、この読書日記を手にした瞬間ゲンナリするようなことはなさそうです。なにより読み終わった本は、表紙シールを貼る仕組みがいい。蒐集性のある子ならハマります。《水滸伝》や《古事記》もセレクトされているので、大人も一緒に読んだらいいかもしれないです。
近頃は、10分で読めるナントカシリーズ的なものがあるようで、どんなものなのかずっと気になっていました。
先日ようやく書店にて現物を手にしましたが、あれは読書になるのかどうか…。要はあらすじ本なので、そこをフックに原作を読んでみよう!となれるといいのでしょうね。
この読書日記には、対象学年が明記されているのもポイントが高いです。表紙やあらすじを見て読みたくなっても、対象学年が上だと読解力が必要な本なのだと判り、娘が自分で読める本を選べます。逆に難しい本にチャレンジしてみて、自分の読書力を測ることもできますし。
読みたいだけ読めるうちに、たくさん読んでくれるといいなあ。