カルピス
娘の算数を見るのは夫の役割なのですが、昨日は娘が何かに躓いたのと夫の機嫌がよろしくなかったのとが合間って、ついに夫の怒号が飛び出しました。
そんなに言わなくてもいいじゃん、と思いつつも、娘に全く非がない訳でもなく、なんともいえない心持ちでいたのですが、夫がちょっとよろしくなかった。いくら機嫌が悪くても娘が悪くても、言ってはいけないことがある。
それでも泣かずにグッと堪えていたので、娘をキッチンに呼び、グラス一杯のカルピスを手渡しました。
一瞬満面の笑みを浮かべたのですが、次の瞬間、娘はポロポロと泣き始めてしまいました。
辛かったね、と声をかけると首を振ります。カルピスが嬉しいの、と、泣きながら笑って、少しずつ少しずつ、ゆっくりと飲み干していました。
親が感情的になったらおしまいですね。しみじみ思いました。
夫は怒りの瞬発力に定評があるので、もう少し自分以外に対して寛容になってくれたらいいのにな、と。これもう思春期に娘に嫌われていくパターンの王道ですし、中学受験の準備にあたって悪影響でしかない。
自分の組んだスケジュールをこなすことに躍起にならずに、娘の理解度と付き合っていかなくてはいけないのだけど、どうにも夫はそこが難しいようです。
そろそろ交代かな。早いな交代。