空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

レールの敷き方

学校から帰ってきて夜ご飯までの間、どんなことをしていても叱られないから何やっててもいいことになったら何をしたいか、を娘に聞いてみました。

娘の答えは「録画してるテレビ観て、あ、違うな、宿題とドリルやってからテレビ観て、そのあと本を読むよ!」でした。やっぱり読書はあるのか。

 

宿題やる、を先に言い直したのは、親向けの答えだったかもしれません。それでも、勉強は毎日するもの、という意識は根付いているようでした。

宿題以外の勉強をしないで学校が終わってから遊んでいる子たちのことは、何故勉強しないのか不思議なんだそうです。羨ましい!とはならないのは、よかったと思っていいのか、一抹の不安が残ります。

 

運動系団体競技の真似事のような習い事をしていますが、娘はその習い事を気に入っています。他のどの習い事よりも、運動系団体競技を何年生まで続けられるかを気にしていて、かつ、できることなら中学に入ってからも続けたいと。

運動系の習い事は、風邪をひきやすい娘の体力作りのために始めました。なのでずっと続けていく感覚が私にも夫にもなかったため、ちょっとアハ体験にも似たものを感じました。

 

勉強して中学を選ぶ道しか考えていなかったので、スポーツをやりたくて中学を選ぶ路線はなかなか新鮮で、そうかそういう道もあるんだよね、という気付きでもありました。

娘の「やりたい」がどの程度なのか見極めが重要ですが、もしも結構な本気モードだった場合、通うべきはサピックスではなくクラブチームへとシフトチェンジが必要です。志望校も、憧れる対象が変わります。今はJGだの鷗友だのと雲の上を見ていますが、そうなると藤村や二階堂といった違う雲の上を目指して、毎朝の基礎トレは算数ではなく柔軟体操(なのか?)に変える必要があります。語彙力の数よりも股関節の柔軟性を求めます。場合の数よりY字バランス、47都道府県と県庁所在地を覚えるより背筋の強化を!!!!!

 

…取り乱しました。

なんというか、こどもの話をしっかり聞かないといけないな、と痛感したのです。

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これがいいんだ、こっちが最善だ、と親がレールを敷くのは簡単ですが、そのレールだって確実に何かの正解へ向かっていないかもしれない。少なくとも、あの時やりたかったアレを続けたいと言えなかったんだよね、と、大人になってから言ってほしくはないなあ。

自分でレールを敷くにはまだ早い年齢かもしれませんが、そのレールを選ばずとも、分岐点までは連れて行って車窓から眺めるくらいはさせてあげたい。

別に何かをやりたいからといって、本気組にならなくてもいいんです。ピアノを習ったからピアニストになるかといえばそうではないように、本気組でなくたって真剣に打ち込めるものが、勉強以外にもあるといいなと。

 

まだどこにでも向かえますしね。

親の方が変に焦って押し付けることだけは、しないようにしたいものです。