空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

サピックスオープン

受けない予定のサピックスオープンでしたが、マグノリア祭で奮起した娘が受けるというので急遽申込み。

そして散々でした…。

 

いつもの組分けテストや復習テストと問題の構成が違っていて、焦ったとのこと。そりゃそうよね、いつもと同じな訳がない。

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国語はいつもどおり。ただし記述を白紙回答あり。記述の書けた方はそこそこ書けていました。自己採点ですが、その記述はもしかしたら満点もらえるかも、という気がしないでもないです。どうかな、微妙かな。

算数は最後の大問を丸々落としました。難しい&時間がない、のコンボ。大問2は全問正解、なぜか図形はいつも強い。

 

現時点の実力はこのあたりなんだな、という確認ができました。淡々と現実を受け入れて、上を目指してひたすら努力していくしかないのです。まだ三年生、でももう三年生。

テストの結果を待ちます。

 

女子学院という風格

一番最初に行く文化祭は、マグノリア祭。

ずっと前からそう決めていました。希望は大きく、結果届かぬ夢だとしても見ていたい。

学校の偏差値などを知る前、校風や所在地などの情報だけを見て、一番娘の性格に合っているのは女子学院だと直感しました。その後偏差値一覧を見て震え上がった訳ですが、まだまだ三年生、もう少し夢は見ていたいお年頃。


マグノリア祭の前情報なしで行きました。行って感じるものが、何かあるはずなので。

案の定、パンフレットをめくっていたら、間髪入れずに「ここに行きたい!」がありました。娘が熱望したのは、屋上の天文ドーム。屋上、つまり6階です。階段。ひぃ。娘はひょいひょい登って行きます。

天文ドームで説明をしてくれたお姉さん、高校生かと思われます。どうやって育てたらこんなに気さくで感じのいいお嬢さんに成長するのかしら。「勉強頑張ってね、そして天文班に入ってね」と激励してくれました。まあ、その時の娘の嬉しそうな顔ったら。一撃です。

その後、天文班の展示を小一時間拝見。娘が好きそうなものばかりたくさん並んでいました。掲示してある濃紺に白字で書かれたあれこれがどれもこれも達筆で、頭がいいと字が汚いなんていうのはウソですね。難しい漢字や言葉もありましたが、娘は熱心に読んでいました。衛星やロケット等の模型も精緻で、購入して帰りたいくらいでした。合宿で星空や月の写真を撮影したというお姉さんにも、たくさんお話を伺いました。入口でいただいた月のしおりもそのお姉さんが3000枚も手作りしたそうで、大切に使わせていただきます。プラネタリウムもステキでした。

天文班に後ろ髪を引かれつつ、書道班へ移動。女子学院と学業成就の文字の隣に、その場で名前を書いてもらいました。なにこの最強のお守り感…!書道班のお姉さんにも「三年生から頑張ってたらどこにでも入れるよ!」と力強いお言葉をいただき、もう娘はハイテンション。単純なので、こういうの本当にありがたいです。

生物班のカエルの解剖も、落研の寄席も満喫。修学旅行で行った広島のまとめは大人顔負け、感服しました。聖歌隊の歌で心を洗われての帰宅。茶道班に行けなかったのは心残り、来年リベンジです。

 

学校公開や見学会の機会が少なく、各種雑誌等でも広告を見ることは稀。校舎も煌びやかではないけれど、必要なものは揃えてあり、清潔で落ち着きがありました。ゴミが落ちていない、と娘が驚いていましたが、文化祭という雑多な雰囲気の中でそれが保たれているのは、確かに驚きに値するかと。

自由でした。本当に自由でした。

ただその自由は、日々それぞれがやるべきことをやった土台の上に成り立っていて、決して楽しいだけのものではなさそうです。決まりごと(校則)がないのもつまりはそういうことで、為すべきことを為していたら、髪が金だろうが赤だろうが、ジェルネイルをしていようがピアスをしていようが構わないのです。制服がなくなったのも、同じ理由ではと推察します。

 

表面のわかりやすい自由に憧れるだけでは、JGではやっていけないでしょう。自分に厳しく他人に寛容であることが、実は学力より何より求められているように思いました。言葉の端々にはしっかりと知性が溢れていて、六年間、この素晴らしい環境のなかで、人間として磨かれていくのですね。生徒集めに力を入れているようではないのに入学希望者は後を絶たない、ただそこにある圧倒的な存在感に納得です。

清貧、とはこういうことかと思いました(決してJGが貧しくはないのはわかっています)。私たちはここにいます、どうぞどなたでもいらしてください、という、御三家の風格を見た気がしました。

 

私と夫で、交代で文化祭を拝見しました。夫も私と同意見、娘はこの学校の雰囲気に馴染むと思った、とのこと。そうなの、雰囲気だけならここなのよ。やることやって自分を律していけるなら、こんなに素敵な環境はないのです。

この雲の上の存在に、娘はもうイチコロ。天文班に入ることまで決めています。文化祭の威力たるや、計り知れません。

勉強はもとより、人間性も身に付けなくちゃならんのですけど、そうね、目標は高い方がいいね。

 

芸術の秋

十月からは、私も娘も観に行きたい美術展やコンサートが目白押しです。

 

美術部門、まずはムンク!これは絶対に見逃せない。娘が大好きなのです。

そしてルーベンスフランダースの犬も読んでおきたいところ。

なんとフェルメールまで!

 

上野の森美術館では、今年の春、エッシャーもやってたんですよね。昆虫展に気を取られてすっかり忘れていました。

十月いっぱい(かな?)太田記念美術館歌川広重サントリー美術館の京都醍醐寺、このへんも本当は行っておきたい。娘に、というよりは、私が観たい…。

 

音楽部門だと、サントリーホールでは今月、学コンの東京大会本選があるんですよね。ピアノ小学生の部、観せたいけど行けるだろうか。

ズーラシアンブラスも一度行きたいと思いながら未だ行けずで、来月の東京芸術劇場や年明けの東京文化会館あたりを真剣に考えたい。

そうだ、ポール・マッカートニーは去年に引き続きチケット取りました。

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↑私と娘が熱狂した去年のツアー。今年も楽しみです♫

 

この他にも、武者小路実篤記念館の秋季展も行きたかったんです。相田みつを武者小路実篤を目指しているのでしょうか。個人的には武者小路実篤推しなので、娘にも観てもらいたかったなあ、と。

記念館のスケジュールを見ると、趣向を変えて常に展示があるようなので、ここも近いうちに是非足を運びたいところ。

 

高学年になる前に、行けるところは行っておきたいなあ。

世界遺産めぐりとかも面白そうだけど、これはまた別企画かな。

 

ようやくブルグミュラー

三歳から始めたピアノですが、三年生になり、ようやくブルグミュラーに到達しました。

ここにくるまでに、先生四人目です。時間と曜日重視で選んだ楽器店の教室なので、先生の交代は致し方なしとは思うものの、一年に一回な感覚で交代するとは思いもよらず。とはいえ代わるたびにいい先生にあたるので、いろんな先生に教えてもらうのもいいかなと。

 

昔からのやり方だとバイエルから始まるのですが、最初の先生がそうではなく、呉暁の《うたとピアノの絵本》から、バスティンに入りました。そのまま先生が代わってもバスティンを継続、三人目の先生でソルフェージュをやってプレインベンションが加わり、バスティン3が終わりかけで今の四人目の先生に交代。バイエルだと終盤、てところでしょうか。

今の先生になる時期に塾も始まり、タイミング悪くピアノの練習量がめっきり減りました。先生にしてみたら、なんて弾けない子だろう、と思っているに違いありません(実際たいして弾けませんが)。

 

手や指の形、音の出し方に、今までで一番注力してくださる先生なので、娘はヒイコラしていますが、レッスンの翌日に家で弾くと格段によくなっているので、さすが先生だなあ、としみじみ。

先生が代わって二ヶ月、一曲も合格していません。それでも、ようやくマシな音が出るようになったんでしょうね。ブルグミュラーを始めましょう、となりました。三年生でブルグミュラーだと、一般的なペースかな。

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娘は嬉々としてアラベスクを練習しています。新しいものには食い付きがいい…。

プレインベンションも練習してよね。

 

小さい秋

恐ろしいことに、もうすぐ九月も終わろうとしています。

今年はなんだか時間の経つのが早い気がするのですが、気のせいでしょうか。ついこの間、夏期講習の心配をしていたばかりなのに。

 

外を歩いていたら、金木犀が香ってきました。花を見つけたのは娘です。

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まさしく小さい秋だね、と。

なんだなんだ、ちょっと知的なことが言えるようになったじゃない!

 

でもさあ、金木犀がせっかく満開になろうとすると、絶対に大雨が降って台無しになるんだよね。

と、身もふたもないことも言っていました。

風情もへったくれもない…。