空缶を蹴飛ばしたい

2022年2月の中学受験に向けた親バカ備忘録

悔しい、という気持ち

娘は、張り合ったり競争心を持ったり、という気配がまるでなく、どうしたもんかと気になっていました。気が弱い、という訳ではありません。小三にして人は人、自分は自分、なので、他の人がどうなっていても関係ないようです。すごい!とは思うものの、それに対してなにくそ負けるか的な発想はない。こんなところもマイペース。

しかしそれではまずいのではないかしら。まずいというか、弱い。

と思ったこともあり、新三年生からの入塾に踏み切ったのです。塾というのは、志望校の違いはあれど、中学受験合格という明確な目標を持った子たちの集まり。わかりやすく競い合える仲間にいい刺激を受けてくれたらいいなと、考えたりもしていました。

 

その娘が先日、とある習い事の検定に落ちるという初めての経験に、悔しいと言って泣きました。

運動会でリレーの補欠になった時は、毎日のように補欠はいやだ、来年は絶対に選ばれたい、と言っていました。

毎朝やっている基礎トレで十日以上連続満点の日が続きましたが、いい調子でいたところで満点を逃し、それも悔しいと泣きました。

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ちょっと、ほっとしたんですよね。私は。

悔しいと思う気持ちがちゃんと芽生えていて、それを外にアピールできたことに。

 

もしかしたら、悔しいという気持ちはずっと持っていたのかもしれない。ただそれを、表に出すことをしなかっただけで。表に出せなかったのか出さなかったのかまではわかりませんが、そういう負の感情を誰かに見せることは、そういえばあまりなかったようにも思います。

これも成長なのかしら。

 

言いたいことを我慢する傾向にあるので、溜め込まないように注意していく必要が、これまで以上にありそうです。

ストレス溜めんなよー。

 

読みたい本、読める本

《大どろぼうホッツェンプロッツ》の三部作、《チョコレート工場の秘密》を何度も読み返しているので、読んでおいたらいい本のリストでも作っておこうかと娘に提案したところ、二つ返事で是非!とのことでした。

もう活字のサイズやページ数は気にしなくても良さそうなので、スタンダードから最近の著作まで、内容さえ理解できればジャンルにこだわらなくてもいいかな。ただ、私が選ぶときっと偏るし、娘に選ばせても偏ることは自明です。

長いお話を読みたいけどどんなのがいいかよくわからないんだよね、と言います。よくわかるわその気持ち。どうしたものかなーと考えていたところ、いいものにめぐり合いました。

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なにこれすてき!

ナントカメソッドとかナントカ式、の類はあまり好きではないのですが、ちょうど小3からがターゲットですし、私や娘が選ばないような本もチョイスされているので幅広いジャンルを読めそうです。ここから読書の幅を広げていく、いいキッカケになります。

100冊の中には、既読本が五冊。まあまあ、そんなもんじゃないでしょうか。小3からがターゲットとはいえ、《もったいないばあさん》《いやいやえん》のような未就学〜低学年向けもあり、読書があまり…という子でも、この読書日記を手にした瞬間ゲンナリするようなことはなさそうです。なにより読み終わった本は、表紙シールを貼る仕組みがいい。蒐集性のある子ならハマります。《水滸伝》や《古事記》もセレクトされているので、大人も一緒に読んだらいいかもしれないです。

 

近頃は、10分で読めるナントカシリーズ的なものがあるようで、どんなものなのかずっと気になっていました。

先日ようやく書店にて現物を手にしましたが、あれは読書になるのかどうか…。要はあらすじ本なので、そこをフックに原作を読んでみよう!となれるといいのでしょうね。

 

この読書日記には、対象学年が明記されているのもポイントが高いです。表紙やあらすじを見て読みたくなっても、対象学年が上だと読解力が必要な本なのだと判り、娘が自分で読める本を選べます。逆に難しい本にチャレンジしてみて、自分の読書力を測ることもできますし。

読みたいだけ読めるうちに、たくさん読んでくれるといいなあ。

 

時間の使い方

娘のやりたいあれこれがあって、親がやらせたいあれこれもあって。

全部やろうとすると、当然ながら時間が足りません。加えて娘は、マイペースの上にスローペーサー。五割増くらいで時間を見ておかなければ、こちらのストレスが蓄積するばかりです。

 

毎日必ずやること、できることなら毎日やりたいこと、週一でやりたいこと、月一でやりたいこと、とタスクを振り分けて、中でも毎日のことはそれにどのくらいの時間をかけるのかを検討して。

…私が小学生の頃、こんなことしたっけ?夏休みに一日の予定表を作ったりはしたけれど守っちゃいなかったし、そもそもこんなに忙しい小学生ではなかった。最近の小学生は本当に大変です。

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時間の配分が自分でできるようにならないと、高学年になってから困ります。いやもうすでに困っていますが、困り感はもっと上がります。

プリントやドリルの整理は手伝えても、問題を解くことは手伝えません。テストも然り。

行きたい中学に行けることになったら電車通学です。時間にキビキビ動いて支度しないと、電車は待ってくれません。

やるべきことがどのくらいあって、残された時間はどのくらいあるのか。ひとつひとつにどのくらい時間がかかるのか、かけてもいいのか。

 

そういったことを、自分で判断できるようになってほしいのです。一体何年生になったらできるのでしょうか。いつまで手を貸していいのでしょう。

永遠の命題ですね。

 

春の風物詩

春ですね。

アシナガバチが巣をかけようとしたり、庭の花木に謎の卵が産みつけられたりする季節がやってまいりました。

油断するとオニタビラコが繁殖してえらいことになるので、庭の草むしりは週末のルーチンにかかせません。タンポポ共々、綿毛でタネを飛ばす植物は、ともすると近所迷惑にもなりかねないので要注意です。

 

我家の春は、カナヘビとともにやってきます。

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今年は産まれたての子が、我家の春を運んできました。赤玉土の小粒と、頭のサイズが一緒です。わかるかしら。

毎年庭にいるので、どうやら我家の狭い庭はカナヘビには心地よいようです。卵を産みやすかったり、冬眠しやすかったりするポイントがあるのだと思っています。なにより。

 

このサイズのカナヘビは初なので、エサをどうしたらいいのか等、改めて調べています。もちろん娘が、です。

ダンゴムシは食べないけれどワラジムシなら食べる理由は何なのか。クモやチョウを与えるときはどうしたらいいのか。自分で疑問を持ったことを、必死に調べています。秋口には冬眠のため庭に返しますから、それまで預かる貴重な命です。親は少しの知恵と必要経費は出しますが、娘には責任を持って調べて育ててもらいます。

ちょっとこう、なんと言いますか、孫を愛でる気分です(気が早い)。

 

カルピス

娘の算数を見るのは夫の役割なのですが、昨日は娘が何かに躓いたのと夫の機嫌がよろしくなかったのとが合間って、ついに夫の怒号が飛び出しました。

そんなに言わなくてもいいじゃん、と思いつつも、娘に全く非がない訳でもなく、なんともいえない心持ちでいたのですが、夫がちょっとよろしくなかった。いくら機嫌が悪くても娘が悪くても、言ってはいけないことがある。

 

それでも泣かずにグッと堪えていたので、娘をキッチンに呼び、グラス一杯のカルピスを手渡しました。

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一瞬満面の笑みを浮かべたのですが、次の瞬間、娘はポロポロと泣き始めてしまいました。

辛かったね、と声をかけると首を振ります。カルピスが嬉しいの、と、泣きながら笑って、少しずつ少しずつ、ゆっくりと飲み干していました。

 

親が感情的になったらおしまいですね。しみじみ思いました。

夫は怒りの瞬発力に定評があるので、もう少し自分以外に対して寛容になってくれたらいいのにな、と。これもう思春期に娘に嫌われていくパターンの王道ですし、中学受験の準備にあたって悪影響でしかない。

自分の組んだスケジュールをこなすことに躍起にならずに、娘の理解度と付き合っていかなくてはいけないのだけど、どうにも夫はそこが難しいようです。

そろそろ交代かな。早いな交代。